DECO
=データイーストだぁ!

ゲーマーにとっては親しみのあるメーカーですよね。そんなデコを、ちょっと掘り下げてみました。


データイースト:
正式名称 データイースト・コーポレーション
1976年に設立。アメリカの「データウエスト」にあやかって命名される。
DATA-EAST-CORPの頭文字をとって、「DECO」のロゴマークがある、親しみを込めてゲーマーからは”デコ”と呼ばれる。独特の雰囲気、世界観を持った印象の強いゲームを数多く発売。
そういう“デコ”っぼさのにじみ出るゲームを人は「デコゲー」と呼び、コアなゲーマーに親しまれた。

トリオ・ザ・パンチや、ザ・グレートラグタイムショー等の個性豊かなゲーム、ミッドナイトレジスタンスやダーウィンなどゲーマーをうならせるゲームが、それである。

また、ビデオゲームの他にもピンボールマシンを多数手がけ、好評を博している。ビデオゲームのピンボールとは違い、実物のフリッパーでボールを弾いてプレイするピンボールは、臨場感が違うものである。デコのピンボールは「デコピン」と呼ばれる。

そんな中、1999年、経営難に陥り和議を申請。経営再建に着手。
その中で副業としてシイタケやガスマスクを販売。パッケージにはしっかりとデータイーストのマークが付いていたとか。

しかし2003年6月25日、ついに東京地裁から破産宣告を受ける。

…と、大まかにこういう歴史なんですが、やっぱりゲーム業界からデコの存在が消えてしまうのは惜しい。
デコのゲームには今のゲームには無い古きビデオゲームの深い味が詰まっていたと思う。

倒産したのも時代なのかな、と思うと、ちょっと寂しくなってしまいます。

データイーストのゲームの版権は、株式会社ジー・モード(かつてのゲームアーツ…かな?)、株式会社パオンに一部渡り、ジー・モードは、携帯アプリの開発に力を入れている会社なので、そっちでデコゲーを開発するのだろうか?また、全タイトルの版権を他社に譲渡したわけではない。

2010年夏には角川ゲームスからメタルマックス3をリリース。こちらのゲームの開発は当時のオリジナルを手がけたデータイーストのスタッフが製作に関わるようで、それを知ると、感慨深いです。今、デコのスタッフ達は「キャトルコール」という名前で会社を設立。どうやら、他社のゲーム開発の請負い的な仕事をしているようで、デコのオリジナリティー溢れるゲームは製作していないようです。…う〜残念。
デコのスタッフ達の今後の更なる活躍の場をどこかに期待して止まない。



デコから分裂した会社…デコにもいろいろあったのです。
デコカセとは?…デコの存在感やこれにあり?

歴代のアーケードゲームたち…データイーストからこれまで発売されたアーケードゲームタイトルを列挙。

ゲーマデリック…デコのサウンドチーム

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